公益社団法人 日本水道協会
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21世紀水道宣言
 
 わが国の水道は、20世紀の100年の間に蛇口から直接飲むことのできる水道として96%を超える高普及率を達成し、公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与するとともに、産業経済活動を支え、国民生活に欠くことのできないライフラインとなっている。

 このことは、近代水道創設以来、水道に携わった先人が幾多の困難を乗り越えてきた成果であり、我々はその努力に心から感謝いたしたい。

 今、水道は大きな転換期を迎えている。量的な整備がほぼなされた中で、水道に寄せられる国民の期待は、財政の健全性を保ちつつ、水道水質の一層の向上、渇水や震災に対する水道システムの安定性向上、多様化・高度化するニーズへの適切な対応など、水道サービスの質を問うものになってきている。さらに、環境・エネルギー問題への対応、新しい技術の開発などが期待されている。

 これらの課題への対応は、いずれも多くの困難を伴うものであるが、我々は、安全かつ良質な水道水の安定的な供給という水道の使命を全うするため、総力を挙げてこれに取り組む。

 また、地球規模で深刻化する水問題についても、水道界の知見と技術をいかし貢献していきたい。

 新しい世紀を迎え、我々は、国民の暮らしに重要な役割を持つ「水道」に携わっていることを誇りとし、今後も力を合わせ時代の要請に応え、国民から信頼され続ける水道を築いていく。

 21世紀最初の日本水道協会総会にあたり、将来の水道の目指すところを明らかにし、さらなる発展と努力を誓い、ここに宣言する。

日本水道協会第70回総会



平成13年11月1日



 
     
 
     
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