日本水道協会は、産・官・学の垣根を越えた協議機関として昭和7年5月に「国民生活に欠かせない水道の将来にわたる健全な発展に寄与すること」を目的に設立されて以来、「命の水」である水道の普及発展に努めるとともに、会員である水道事業体や民間企業のサポートをはじめ、国民の皆様が将来にわたって水道の恩恵を享受できるよう、水道の安定供給や安全性確保に組織一丸となって取り組んでおります。 日本の水道は、関係者の皆様のたゆまぬ努力により、今日では、ほぼ全国どこでも蛇口から直接飲むことができる、国民生活や社会経済活動に欠くことのできないライフラインとして世界最高水準の安全性と安定性を備えたものとなっております。 一方で、現在の水道を取り巻く環境は、巨大地震や豪雨災害など自然災害への備え、老朽施設の耐震化を含めた更新・再構築、水質問題、人口減少社会への対応など、数多くの課題が山積しております。 本協会では、これらの課題を解決し、安全・安心な水道を未来につなげていくため、「日水協ビジョン(案)」を取りまとめました。 このビジョンを羅針盤として、水道事業の発展・進化に貢献していく所存でございますので、引き続きのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
公益社団法人日本水道協会
理事長 青木 秀幸