水道水の元になる清らかな水は、水源地の自然が保たれることによってもたらされます。このため、私たちは水源林の保護活動をはじめとする、様々な水源の水質保全のための取り組みを行っています。
水源林の保護活動
適切な管理が行き届かない森林が増えると、水源かん養機能が低下し、貯水池や河川の水質が悪くなる恐れがあります。私たちは、市民や企業の協力を得て水源林の保護活動をしています。
水源の水質管理
水源の実態把握と水質異常の早期発見のため、河川や湖沼のいろいろな場所で、定期的に検査を行い、水質や支流の状況を監視しています。
森林は、降り注いだ雨を土壌に一時蓄え、長時間にわたって少しずつ、ほぼ一定に近い状態で流出させます。
雨が土の中に浸透するため、地表を流れる雨水が少なくなり、地表の土砂侵食を防ぎます。
雨水に含まれるちり、窒素、リンなどが、土の中を移動する間にろ過、吸着され、きれいな水となって河川に流れ込みます。