今回の全国会議は残念ながらオンライン開催となりましたが、事務局ではコロナ禍における参集開催に向けて様々な検討と準備を行ってきました。来年度以降の参集開催に向けた参考として、例年に比べ特に工夫したものを中心に企画案をいくつかご紹介します。
JR仙台駅の新幹線ホームから地下鉄東西線までの乗り換えなど、初めて仙台に来た方には分かりにくいポイントを解説した動画をYouTubeに公開し、参加者がスムーズに会場に到達できるようにしました。
例年は台紙から切り取った参加受付票を参加者から受け取っていますが、仙台会場では新型コロナウイルスの感染防止を踏まえた接触機会の低減のため、バーコードの非接触読み取りによる受付を予定していました。
会場の仙台国際センターは会議棟と展示棟に分かれており、各部屋の位置関係を把握しにくい構造になっていたため、各イベントや研究発表の時間割表と会場内案内図を一体し、どのイベントが「いつ」「どこで」行われるかが一目で分かるように工夫しました。
昼食配布時の混雑による密集を避けるため、参加者をいくつかのグループに分け、昼食弁当の受け取り時間帯を指定させていただく計画でした。これに伴い、受け取り時間に関わらずお好みのメニューをお選びいただけるよう、今回は弁当メニューを事前登録していただく形式を考案しました。
記念品は全国会議の現場でも役立つ実用性を備えたものとして、バッグハンガーを配布する予定でした。これはコングレスバッグを机等に掛けておくことができるもので、床等への直置きを避けられることから、感染症予防の観点でも有用と考えました。
仙台市水道局は令和5年3月末に100周年を迎えることから、スタッフジャンパーには先行的に100周年記念ロゴをあしらい、100周年記念イベントの周知を図る予定でした。
新型コロナウイルス感染防止策として、総会会場の離隔確保のため一席ずつ使用不能とし収容率50%としました。また、座席減により参加者が会場に入りきらない場合を想定し、研究発表会場のうち2会場について、研究発表開始前の空き時間を利用しサテライト会場に転用し、総会の様子を上映することとしていました。
総会会場と同様に、新型コロナウイルス感染防止策として、座席の配置を工夫しました。具体的には、一定程度に等間隔で椅子を配置し離隔を確保するとともに、立ち見不可としたうえで、壁側にも椅子を設置し実質的な入場制限を図りました。
当初開催予定の令和2年度の企画時においては、全国会議の昼食会場を懇親会会場に転換することで、懇親会参加者が別の会場ホテル等に移動する必要がないように計画していました。
令和3年度の企画時においては、懇親会は中止としましたが、2日目のシンポジウムの後に特別アトラクション(伊達武将隊演舞、協会旗引き渡し式、すずめ踊り等)を予定していました。伊達武将隊演舞やすずめ踊りについては、こちらからご鑑賞ください。