東日本大震災から10年の歩み
岩手県支部 事例紹介
①災害用給水機材等格納倉庫_鉄骨平屋建て2棟(宮古市・H24~25年度整備)
東日本大震災の津波によって大きな被害を受けた宮古地区及び田老地区において、長期間断水に陥った教訓を踏まえ、早期に給水ができる体制を整えるため、応急的な電源確保と応急復旧工事に必要な機材、物資等を確保するための倉庫です。
②加圧ポンプ搭載3t給水車2台(宮古市・H24~25年度整備)
東日本大震災の津波によって市内の水道施設が大きな被害を受け、長期間断水に陥った教訓を踏まえ、緊急時において、応急的に飲料水を供給できる体制を整えるための、加圧ポンプ装置など必要な機能を有した給水車です。
③危機管理センター(岩手中部水道企業団・R元~5年度整備予定)
大規模災害発生時にも被害を最小限に抑え、迅速な対応を行うための拠点となる施設として整備中です。建設部門、維持管理部門、水質管理部門の機能を集約し、垂直・水平統合により広大となった給水区域の危機管理機能の強化を図ります。
東日本大震災や近年の自然災害に伴う応援経験を基に、非常用発電施設や受援事業体の執務・休憩スペースを備え、給水区域全域を監視するクラウド監視システム、水質検査センター、資材倉庫等を整備しています。
危機管理センターは令和5年度の完成予定です。